養成講座について

人と動物と自然との絆を大切にする科学的教育
HANB教育特別マスターインストラクター養成通信講座

人と動物、人と自然との相互作用を
「ヒューマン・アニマル・ネイチャーボンド(HUMAN ANIMAL NATURE BOND)」
と呼んでいます。

育ちゆく子供たちのために

子供たちの脳(心)の発達は、出生から10歳(子犬、子猫では約4ヶ月)に至るまでの間がもっとも大切な「社会化の感受性期=脳(心)のハードウエアができあがる」時期であることが、脳の科学の研究から明らかになっています(1996 G.Kato)。

ヒトの行動学でいうこの「社会化の感受性期」にこそ、子供たちは自分以外の生きものや自然とふれあう中で感性(心)を育て、命の大切さ、思いやり、やさしさなどを体感・体得・気づくことで脳に取り込み、脳を育て、主体性や社会性を身につけていくのです。

しかし近年、特に第二次世界大戦後、文明化の進む国際社会における半世紀を振り返ってみますと、先進諸国の工業化や大都市集中化による核家族化・少子高齢化の中で、日本では集合住宅での動物飼育の禁止などによって、もともと犬や猫などと家庭で共に暮らすという文化のなかった日本では、人と動物と自然との関係が特に希薄化してきました。

子供たちの脳(心)と身体の成長にとって特に重要なこの時期に、ヒトとして感性が育つために必要な「いのちと自然とに豊かにふれあう機会」を失い、教育自体が「人が人になる教育」ではなく、「受験のための教育」になってしまいました。いわゆる教育熱心な親により心ならずも与えてしまう子への、抑圧やしつけという名の虐待などの結果として、登校拒否やいじめ、少年犯罪、青年無差別殺人などが大きな社会問題となっています。子供たちの脳(心)にとって、このような社会環境ほど大きなトラウマを与えるものはありません。また、マスメディアや暴力的なゲームを通して知る大人社会容認の暴力や国家的権力による戦争は、大人たちの想像以上に、子供たちの脳を歪めてしまうことになるのです。

1970年代にすでにこのような社会を経験しつつあった米国を中心とした先進国で、ヒューマン・アニマル・ネイチャーボンド(HANB)をめぐる研究が始まり(1972-故L.Busted)、脳の社会化の感受性期に人と人、人と動物、人と自然との豊かなふれあいの中で、体感・体得・気づくことが、人・動物双方の心身に良い影響を与え合い、やさしさや思いやりの心を育てることを明かにしてきました。

私たちは、この「人と動物と自然とを大切にする科学的な教育を実施することで、子供たち自身が体感・体得・気づき、その結果を通じて、幼児教育、児童教育、ひいては、教育・福祉・医療と環境の保全」に活かすことが、次世代を担う子供たちの人生の基盤となり、21世紀の安全かつポジティブで平和な日本社会、世界社会の創造に不可欠であると確信しています。

マスターインストラクター養成が急務

「人と動物と自然とを大切にする(HANB)教育」によって、将来を担う子供たちがひとりでも多く、心身ともに健全に育ってほしいとHANB児童教育事業、社会教育事業に取り組んでいます。

しかし、HANB教育事業はまさにスタートしたばかりで、まだまだHANB教育インストラクターが足りません。

NPO法人日本ヒューマン・アニマル・ボンド・ソサエティは、上記の理念に基づき、児童教育の現場で、総合学習、生活、道徳などの時間に役立つHANB教育インストラクターを養成し、やがて親になる人々の子育て、さらにシニアーシチズンのQOL(クオリティ・オブ・ライフ=生命の質、生活の質)のためにも最大の努力をする覚悟です。各分野でご活躍の皆様には、ぜひとも物・心共に、ご支援とご協力を心からお願い申し上げます。

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